村上 天元
ムラカミ テンゲン
2006年3月長崎大学工学部卒業、2008年3月長崎大学大学院博士前期課程修了、2011年3月長崎大学大学院博士後期課程修了および同年4月九州工業大学大学院に研究員として着任。2013年4月佐賀大学海洋エネルギー研究センター(現 海洋エネルギー研究所)に助教として着任。2017年より現職。准教授(波浪、潮流・海流エネルギーシステム分野)、博士(工学)。
研究紹介
振動水柱型波力発電
海水面の上下動により空気室で発生する往復気流に対応して一方向回転できるタービンの最適形状を実験的、数値解析的に明らかにする。過去の研究では、空気室奥行やカーテンウォール下端形状がエネルギー変換効率に及ぼす影響を検証した。
マイクロプラスチック回収
羽根車やモータ等の可動部がなく、平板のみで構成され、海流・潮流などの自然の水流によって装置内部に定常的に形成される渦を巻く流れによって、装置中央を通過する流れの外縁部のマイクロプラスチックを捕集する誘導型のマイクロプラスチック回収装置を新たに開発する。
水中浮遊式相反転潮流発電
前後段プロペラが相反回転する潮流発電ユニットの後段ブレード翼端に設けたウイングレットが姿勢およびプロペラ回転挙動に及ぼす影響を回流水槽実験によって明らかにした
。また、プロペラ性能を数値シミュレーションにより検証した。